旧約時代にも、聖霊に満たされるということは、度々記述されていますが、それは、ある特別な働きのためであり、聖霊がその人の内に永遠に住まわれるということはありませんでした。
ペンテコステ以降、キリストを受け入れ救われた人の内に、聖霊が住まわれるということが実現しました。
このことを「聖霊の内住」といいます。
flowchart TD; キリストを受け入れる--これらは-->同時-->新生; 同時-->聖霊の内住; 同時-->聖霊によるバプテスマ;
「新生」と同時に「聖霊の内住」が起こります。
この状態でも、罪の性質(古い人、肉の性質)は無くなりません。
聖霊によるバプテスマ
普遍的教会は、キリストを頭(かしら)とするキリストの「みからだ」です。
人がイエス・キリストを信じた瞬間、聖霊はその人をキリストのみからだなる教会の一員として、バプタイズ、つまり洗礼を授けますが、このことは「聖霊によるバプテスマ」と呼ばれます。
「聖霊の証印」により、「永遠の救い」が確定し、救いが失われることが無い状態が確定します。
「新生」や「聖霊の内住」と同時に「聖霊によるバプテスマ」が起こります。
聖霊によるバプテスマについて、詳しくはこちらをご覧ください。
新生した人の葛藤
「新生~聖霊によるバプテスマ」を受けても、罪の性質(古い人、肉の性質)は残ります。
だから、肉と霊、2つの性質の間で葛藤が生じるのです。
flowchart TD; A[[2つの性質の間で葛藤が生じる]]; A-->生まれながらの肉の性質-->新生した霊の性質; 新生した霊の性質-->生まれながらの肉の性質;
キリストにある幼子
新生したばかりの信者は、「キリストにある幼子」です。
新しい霊の性質よりも、古い肉の性質に支配されています。
flowchart TD; A[[キリストにある幼子]]; 世==影響==>B(肉の性質)==強い支配==>C{キリストにある幼子}; C==強い依存==>B; 聖霊--導き-->D(霊の性質)-.->C;
キリストにある幼子は少しずつ成長していきます。
霊的成長の過程は、聖霊の導きへの応答で結果が違ってきます。
聖霊に従順に歩めれば、勝利が与えられ、肉の性質に従えば罠に陥ります。
新生の後、神にふさわしい者へと成長していく過程を聖化と言います。
flowchart TD; A[[霊的に成長した信者]]; 世--影響-->B(肉の性質)-. 支配 -.-> C{主の兵士}; C==支配を拒む===>B; 聖霊==導き==>D(霊の性質)==導きに従順==>C;
聖化について、詳しくは次の記事をお読みください。
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