聖霊によるバプテスマとは?
聖霊によるバプテスマ(洗礼)について、図解でわかりやすく解説していきます。
「なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、
一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、
そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです」
1 コリント 12:13
ユダヤ人とギリシヤ人
「ユダヤ人とギリシヤ人」という言葉は、民族的にも宗教的にも異なる人々が隔てを超え、同じ御霊に導かれて信仰者となったことを表しています。
奴隷と自由人
「奴隷と自由人」という言葉は、社会的な身分が異なる人々が隔てを超え、同じ御霊に導かれて信仰者となったことを表しています。
普遍的教会(エクレシア)
神は「普遍的教会(キリストの御体なる教会)」にとって不可欠な各器官として、私たち一人一人を、召してくださいました。
日本語聖書で「教会」と訳された言葉は、ギリシア語では「エクレシア」で「この世から呼び出された」という意味です。
つまり、「教会」とは建物を指す言葉ではなく、イエス・キリストを救い主と信じた信者の群れを指す言葉です。
- 「エクレシア」で「この世から呼び出された」という意味
- 「教会」とは本来、建物を指す言葉ではない
- イエス・キリストを救い主と信じた信者の群れを指す言葉である
教会には、「地域教会」と「普遍的教会」の2種類がありますが、一般的には、目に見える教会、地域教会の意味で使われています。
「普遍的教会」は、目に見えない教会です。
少しややこしいですが、「教会」が単数形か複数形かによってどちらを指すかがわかります。
複数形の「教会」の場合 | 100%「地域教会」のことを指す |
単数形の「教会」の場合 | 「○○教会」と名称があれば「地域教会」、それ以外は「普遍的教会」 |
「普遍的教会」を指す場合 | 100%「教会」は単数形で出てくる |
聖書を読み、理解するうえで、この「エクレシア=普遍的教会」の概念を持つことが重要になります。
携挙に与かる教会はどっち?
真の信者の群れである「普遍的教会」が携挙の時に挙げられるのであって、
「教会の建物」が空中に上げられるのではありません。
普遍的教会は、聖霊がバプタイズされる(洗礼を授けられる)ので100%真の信者で構成されます。
地域教会は、「真の信者」と「救われていない名目上の信者」が混在します。
地域教会では、人間(牧師等)が洗礼を授けますが、本当に救われているかどうか、人間には正しく判断できません。
さらに、明らかに救われていない「求道者」も含まれます。
もし、あなたの心に「私は本当に救われていて、携挙に与かれるのだろうか?」と、不安があるなら以下の3項目を確認してみてください。
真のクリスチャンは「福音」「認罪」「新生」を通過してきているはずだからです。
また、この確認は、救われるための方法を示しているわけではありません。
救われた「結果」の確認です。
クリスチャンが、自分自身の救いを確認し、平安に至ることが目的です。
しかし、どこかに過不足があるなら、自分がまだ救われていないことを認め、真の救いを得てください。
「携挙の時に教会の中にいないと、携挙の時に取り残される!」というカルト的な教えは、ナンセンスです。
エクレシアの意味を理解していないと、間違った教えを鵜呑みにしてしまうかもしれません。
また、普遍的教会は「キリストの花嫁」としても表現されています。
預言的には携挙の後、天において結婚式が行われます。
その時花嫁は「輝くきよい亜麻布(聖徒たちの正しい行い)」をまといます。
婚宴はキリストの地上再臨後に行われます。
コメント