肉の行い 御霊の実(ガラテヤ書5章19節~23節)

聖化
彷徨う

古い性質と新しい性質の葛藤

クリスチャンになると、新しい性質(神の子としての性質)が与えられ、生まれながらの古い性質(肉の行い)との間で葛藤が生じます。

未信者のとき古い性質葛藤が無い
クリスチャンになると…古い性質←葛藤が生じる→新しい性質
  • 古い性質:肉の欲望を満たしたいという自己中心的な性質
  • 新しい性質:聖霊によって与えられる、神の子としての性質

勝利するには?

私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。

ガラテヤ書5:16

肉の性質には、私たちを従わせようとする力があります。

しかし私たちは、御霊によって歩むことが求められています。

「肉」か「御霊」か。その選択は、瞬間毎に選び取るべきであり、生涯にわたり継続していきます。

そして、自力で戦うと失敗し、御霊に従うと勝利するということを繰り返し学んでいく。

これが聖化の歩みの現実です。

聖化については、こちらをご覧ください。

2つのリスト

ガラテヤ書5章19節~23節には、「肉の行い」と「御霊の実」という二種類のリストが示されます。

私たちが聖化の歩みにおいて、従うのは「肉」か「御霊」か、絶えず選びがあります。

その選びの結果が、2種類の実として示されています。

リストを見て、自分自身の歩みを吟味しましょう。

「肉の行い」5:19~21

肉の行いは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません。

ガラテヤ書5:19~21

「御霊の実」5:22~23

しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。
このようなものを禁ずる律法はありません。

ガラテヤ書5:22~23

肉の行い

分類してリストアップしてみます。

1.性的罪

graph LR; 性的罪-->不品行; 性的罪-->汚れ; 性的罪-->好色;
①不品行
・ギリシア語:「ポルネイア」
・英語:「fornication」
②汚れ
・ギリシア語:「アカサーシア」
・英語:「impurity」
③好色
・ギリシア語:「アセルゲイア」
・英語:「debauchery」
*ポルノグラフィーの語源
*不適切な性的関係の総称
*思索、言葉、行いにおける道徳的汚れの総称*外に現れた恥知らずの罪
*放蕩
*思索、言葉、行いにおける道徳的汚れの総称

2.宗教的罪

graph LR; 宗教的罪-->偶像礼拝; 宗教的罪-->魔術;
④偶像礼拝
⑤魔術
・ギリシア語:「ファーマケイア」
・英語:「witchcraft」
*偶像を神として、その前にひれ伏す行為
*性的罪と深い関係がある
*「ファーマシー」の語源⇒薬局、薬学。
*酩酊状態になるため、ドラッグが使用された。
*患難期には魔術が広がる(黙9:21、18:23)

3.社会的罪

graph LR; 社会的罪-->敵意; 社会的罪-->争い; 社会的罪-->そねみ; 社会的罪-->憤り; 社会的罪-->党派心; 社会的罪-->分裂; 社会的罪-->分派; 社会的罪-->ねたみ;
⑥敵意 ⑦争い ⑧そねみ ⑨憤り ⑩党派心 ⑪分裂 ⑫分派 ⑬ねたみ

4.飲酒に関する罪

graph LR; 飲酒に関する罪-->酩酊; 飲酒に関する罪-->遊興;
⑭酩酊 ⑮遊興

御霊の実

こちらも箇条書きでリストアップしてみます。

graph LR; 御霊の実-->愛; 御霊の実-->喜び; 御霊の実-->平安; 御霊の実-->寛容; 御霊の実-->親切; 御霊の実-->善意; 御霊の実-->誠実; 御霊の実-->柔和; 御霊の実-->自制;
①愛 ②喜び ③平安 ④寛容 ⑤親切 ⑥善意 ⑦誠実 ⑧柔和 ⑨自制

聖霊に従順に歩み、御霊の実が豊かに実る。そのような人生を歩みたいものですね。


参照

ハーベスト・タイム ガラテヤ人への手紙(15)「罪に打ち勝つ秘訣は何か」
ハーベスト・タイム ガラテヤ人への手紙(16)聖霊がもたらす人格的変化とは

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