義認:救いの三要素の1番目の要素(過去形の救い)
「救い」には3つの要素があります。
1 | 義認 | 過去形の救い | 罪責からの解放 | 神の義の転嫁 |
2 | 聖化 | 現在形の救い | 罪の力からの解放 | 神の義の賦与 |
3 | 栄化 | 未来形の救い | 聖化の完成 | 神との一致 |
この記事を読むと、1番目の要素「義認」について詳しく知ることができるようになります。
救われる前の霊的状態は?
救われるって「どういう状態」から救われるの?
「罪の奴隷」として生まれ、「父なる神との断絶」の状態なんだよ
へぇ~知らなかった
知らないで、済まされません。神は救いを完成し、「福音」として啓示されているのです。
私たちは、それに応答し、救いを受け取ることが求められています。
罪の奴隷?
こういうわけで、ちょうど一人の人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして、すべての人が罪を犯したので、死がすべての人に広がったのです
ローマ5:12
罪の奴隷であった時は、あなたがたは義については、自由にふるまっていました。その当時、今ではあなたがたが恥じているそのようなものから、何か良い実を得たでしょうか。それらのものの行き着く所は死です。
ローマ6:20〜23
しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。
その行き着く所は永遠のいのちです。罪から来る報酬は死です。
しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。
あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから自分のからだをもって、神の栄光を現しなさい。
1コリント6:20
私たちの霊的状態は、「罪の奴隷市場」で生まれ、「罪の奴隷」として生きる存在です。
つまり、生まれながらの罪人。霊的に死んだ状態。ということです。
神との断絶状態?
霊的死とは神との断絶です。この断絶状態が解決されなければ、私たちは救われないのです。
イエスは十字架の死において、肉体の死だけでなく、私たちの状態と同じ、「霊的死」の状態も経験してくださいました。
以下の聖句で「父よ」という、親しい呼びかけが、「わが神」に変わっています。
これは「父なる神との断絶状態」、「霊的死」を意味します。
三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
マタイ27:46
罪のない、神の子羊であるイエスが、人として肉的にも霊的にも死なれ、私たちの贖いとなってくださいました。
その贖いによって、救いの道が開かれたのです。
義認:救われてすぐに霊的に起こる事は?
新生
こちらをご覧ください。
養子縁組
しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。
ヨハネ1:12
キリストを信じた人は、新生の結果として、神の子とされる特権を受け、キリストとの共同相続人となります。
父と子の関係に入ったので、訓練を受けますが、それは、ご自身の聖さに与からせるためです。
あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ、父」と呼びます。
ローマ 8:15
旧約時代は、大祭司が年に一度神の御前に出ることが赦されましたが、新約時代の今では、子とされた人は大胆に神に近づくことができますが、それは「子としてくださる御霊」によって親しい交わりが可能になったということです。
聖霊の内住
聖霊の内住に関して、詳しくはこちらをご覧ください。
聖霊のバプテスマ
聖霊のバプテスマに関して、詳しくはこちらをご覧ください
in Adam から in Christ へ
罪⇒ | 報酬⇒ | 永遠の死 | in Adam |
救い⇒ | 恵み⇒ | 永遠のいのち | in Christ |
救われて、死からいのちに移るということを別の視点から見ると、
- 生まれながらの人間は、アダムとの関係の中にある
- 救われた時、次のことが起こる
- 最初のアダムとの関係を断ち切る
- 最後のアダムであるイエス・キリストに繋がる⇒原罪の問題が解決する
「義認」の次は、「聖化」です。詳しい内容については、こちらをご覧ください。
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