聖化:救いの三要素の2番目の要素(未来形の救い)
「救い」には3つの要素があります。
flowchart TD; A((救い))--過去形の救い-->義認; A--現在形の救い-->聖化; A--未来形の救い-->栄化;
flowchart TD; 聖化-->罪の力からの解放; 聖化-->神の義の賦与;
1 | 義認 | 過去形の救い | 罪責からの解放 | 神の義の転嫁 |
2 | 聖化 | 現在形の救い | 罪の力からの解放 | 神の義の賦与 |
3 | 栄化 | 未来形の救い | 聖化の完成 | 神との一致 |
この記事を読むと、2番目の要素「聖化」について詳しく知ることができるようになります。
罪の力からの解放
私たちは生まれながらの罪人であり、「罪という主人」に仕え、その支配下にありました。
罪から来る報酬は死です
ローマ 6:23
しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです
- 罪から来る報酬は死
罪人は、罪の赦しと、罪の力からの解放を必要としています。
- 神が下さる救いの賜物は、報酬ではない(恵みによって与えられる)
死は「報酬」です。しかし、救いは「報酬」ではありません。
もし「報酬」であるならば、誰一人として救いを受けられません。
神の「義」の基準に到達し得ないからです。
- 罪の赦しは「義認」
- 罪の力からの解放は「聖化」
すでに救いを受けている信者は、義認を受けているので、罪責からは解放されています。
もし、神に対する「罪責感」があるなら、それは主観的な感覚です。
みことばの真理、客観的な事実に目を向けて「罪責感から」解放されなければなりません。
罪の力は強いです。もし、自分の努力による解放を求めるなら、罠に陥ります。
義認・聖化・栄化。それらは、「信仰により、恵みによって」成し遂げられるということを忘れて(或いは知らずに)自力で戦うなら、敗北を味わいます。
これは霊的な戦いです。聖霊に従順に従うときに勝利し、罪の力から解放されていきます。
しかし、聖化はゆっくりと進み、地上生涯の間には、完成されません。
聖化の解説はここまでです。
次は聖化の完成である栄化について、詳しくはこちらをご覧ください。
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